毛違いジャガード織

毛違いジャガード織とはジャガード織加工のひとつで、先染めした色糸を柄で反転させながら織り込んでいくことで、タオル全体のデザインを表現する加工方法です。裏表両面にパイルが出るためボリューム感があり、高密度なものはよりふかふか感を感じることができます。また裏面の色柄ともに反転したリバーシブルなデザインを楽しむこともできます。

毛違いジャガード織の特徴

• ふかふかボリュームで高級感がある！
• 先染め糸で色落ちしにくい
• サポーターグッズの定番
• タオル一大産地の今治工場謹製

サポーターグッズの定番

サッカーや野球のサポーターグッズとしてもおなじみのボリューム感のある、高級感あるふかふかタイプのタオルです。プリント製法では表現できない圧倒的なボリューム感で肌に触れた瞬間に高級感を実感することができます。

色落ちが少ない

タオルを作った上から染めたりプリントする製法ではなく、先に糸を染めてデザインに沿って織り上げる製法のため、色落ちが少なくデザインを長く保つことができます。

丁寧に織り上げられる綿100％生地

ジャガード織タオルの一大産地、今治にて美しい発色の綿100％糸を丁寧に織り上げています。心地よい肌触りや吸水性、デザイン性を兼ね備えたタオルでファッション性が最も優れたタオルです。
（蛍光色の糸やラメ混糸はポリ糸となります。）

2色毛違いジャガード織

定番の2色で織り上げる毛違いジャガード織です。似た色どうしで柔らかさを、コントラストのある色どうしで躍動感を。組み合わせる糸色で様々な印象を表現することができます。

タオル仕様

毛違いジャガード織用の生地仕様：パイル生地　糸：30/2　綿100％　今治製（日本製）

毛違いジャガード織の生地

タオル産業が盛んな地域である今治にてジャガード織タオルを製作しております。品質には自信がございますので、安心してお使い頂けます。先染め糸を使用し縦糸横糸2色の異なる糸で交互に織ることで、パイルの織りでデザインを表現します。裏側にも色柄が反転しリバーシブルタイプになります！ヘム部分にも文字入れが可能です。

対応タオルサイズ

下記のタオルサイズ名をクリックすると詳細ページにてご確認いただけます。

※ フェイスタオル・マフラータオルは通常100枚での製作となります。
　 特別ロット対応となり割高にはなってはしまいますが、50枚からの製作も可能です。
　 ただし、繁忙期等の状況により50枚での製作を承れない場合や、50枚での製作を終了する場合もございますので、お問い合わせにてご確認ください。

※ 目方（匁数）につきましては使用色数や使用糸によって変わります。

選べる糸色（新色が登場！）

新たにペパーミント、金茶、アイボリーの3色が加わり、全33色の中からお好みの色をお選びいただけます。
旧色番と順が変わっていますので、お問い合わせやお打ち合わせの際は色No.と色名を添えてご連絡ください。
色見本はお使いのディスプレイにより見え方が変わる場合がございます。

組み合わせる色によっては裏の色が若干透け、色が混ざって見える場合があります。
（例えば上の画像のNo.26 白が裏のNo.7 赤によって若干赤みがかっています。）
目付け（匁数）によってある程度調整できる場合がありますので、お気軽にご相談ください。

特殊糸色について

• ラメ糸は硬い肌触りになります。
• 蛍光糸は蛍光マーカーペンのような非常に明るい発色、光の反射になります。
• ラメ糸・蛍光糸はポリ素材で色合いが表現され、吸水性が通常色の綿よりも若干落ちます。
• ラメ糸・蛍光糸は通常糸とは価格が異なります。お見積り時にご相談ください。

3色毛違いジャガード織

3色の組合せタイプの織機では、3色で柄を表現でき、華やかさのあるトリコロール配色やアクセントカラーを取り入れることでデザイン全体を引き立てたり、変化を取り入れることができます。

ただし裏面は、デザインにもよりますが、単純に色の反転ではなく3色が混ざった仕上がりになります。

龍谷高校サッカー部様は紫色と白色をベースに赤色の差し色で製作されました。紫の穏やかさに情熱の赤が入り、スローガンにあるポジティブ感を表現されています。
裏面はエンブレム部分が交差するため、全体的に混ざった印象になっていますが、表面でチーム名やエンブレムを大きく入れ、赤のワンポイントを利かせることで、チームの士気を上げる3色を活かしたかっこいいデザインになっています。

FCフェルボール・ミモーザ様はチームカラーやユニフォームカラーの青・赤・黄色で製作されました。3色のコンポジションのバランスが心地よく元気溢れる印象になっています。デザインの色とタオルの織り方向がちょうどよく合わさったため裏面の糸色の混ざりが少なくリバーシブルな感じにも仕上がりました（※）。

（※）3色毛違いジャガード織の版は版工場によって最適な形で調整されます。
裏面の配色、裏面の色の混ざり具合はご指定いただけませんのであらかじめご了承ください。

対応タオルサイズ

黒色ベースタイプ

黒色がベースの場合は他の色が下地から少し目立つようになるため、黒色をはっきりさせるには通常仕様の360匁より一回り密度のある400匁に上げて製作することをお勧めしています。

大口・量産タイプ

量産の場合は下記の仕様などでご対応が可能です。納期や生産状況に合わせて工場が異なるため仕様の変動があります。DICカラー番号などで糸色の指定が可能です。

デザイン作成上のアドバイス（留意点）

パイルの気持ちよさや高級感のある毛違いジャガード織ですが、画像に近い表現ができるプリント製法よりも細かいデザインが苦手です。画面上や紙への印刷よりも荒い表現になるになるため、はっきり見せたい部分、読ませたい部分はよりはっきりとさせる必要があります。多少荒くても構わないというある程度の取捨選択が必要になってきます。

また経糸・緯糸（たていと・よこいと）で織り上げるため曲線も苦手です。直線は曲線よりもはっきり仕上がりますがパイルでギザギザしたように見える点にも注意が必要です。

• デザインパーツごと大きめに入れる。
• 読ませたい文字は太めの書体やゴシック体を使う
• 完全に文字を読めるようにするには文字高さ1cm以上を目安に作成する
• 背景ベースにデザイン柄を入れる場合は一つ一つの模様を大きくする
• 曲線を入れる場合はなるべく太くする（3mm以上が目安です）

カーブしたラインや斜めのライン、小さい文字などの注意点

また、縦または横に入るライン以外、カーブを描いたラインや斜めに入るラインは糸幅・織幅でのジャギー感（ギザギザ感）が出る場合があります（下の画像のチームエンブレムの縁のラインなど）。なるべく太いラインで表現することをおすすめしています。

斜めに入るラインの実例

縦横で織り上げるため、斜めに入る線は階段状に表現されギザギザ感が出ます。
太めの線で表現することである程度軽減することができます。

小さい文字やエンブレムなどの細かい部分

ジュニアチャンプスポーツクラブ様の場合、左右エンブレムはイメージでの表現として、中央に大きく「X’MAS FUTSAL」と太めのゴシック表現されています。

鬼石三杉太鼓様の場合、エンブレムロゴやキャラクターなど細かい部分のギザギザ感よりもタオル全体的なデザインを重視されています。そのため中央の「ALTERNATIVE BEAT BAND ～」部分は太めのゴシックや太目のセリフ体ではっきり読ませるデザインになっています。左右端のヘムも4mm程度の格子柄をワンポイントにされています。
（※ 黒×黄色系の場合、黒色がやや緑掛かって見えます。）

文字は高さ1cm程度でも辛うじて読める程度には表現できます。
新座ストロング様の場合、上下に「NIIZA STRONG SOCCER CLUB」をはっきりと読めなくても良い飾り部分としてデザインに入れています。また、中央エンブレムも全体としてのイメージとしてデザインに入れています。

毛違いジャガード織タオル製作風景

毛違いジャガード織タオルができるまでの工程
撚糸 ⇒ 糸の染色 ⇒ 整経 ⇒ ジャガード織 ⇒ 吸水加工 ⇒ 縫製 ⇒ 検品 ⇒ 包装 ⇒ 発送

お客様の声

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