なぜ細かいデザインができないのですか?
まず細かいデザインができないということではありません。
例えば、商標の「®」「©」「™」はハッキリと見えなくても良いものや、チームのロゴマークの中の細かい「FOOTBALL CLUB」「FC」の文字などはぼんやりとしていても読めてしまうものだったりします。
しかし、全体的に細かいデザインが続くとタオル全体が汚い印象になってしまうため、おすすめできません。
団体名そのものや、大切な言葉、周年記念の数字などシーンごとお客様ごとにはっきり出したい部分、ぼんやりでも良い部分は変わってくるかと思います。
いとへんではデザイン案を頂いた際に、お客様の意向を確認するとともに滲みや潰れなどが生じる部分、生じる可能性がある部分については必ずお伝えしています。
下記に各製法における細かいデザインへの留意点についてまとめました。
各製法については各ページにて詳しく説明しております。
染料・顔料プリントの場合
タオルの毛足があるため紙媒体への印刷のようにはっきりとした表現ができません。
染料プリント・フルカラープリントはインクを染み込ませるため色の境界部分で濃い色が薄い色へ広がります。そのため細かい部分は色の混ざりや滲みが生じる場合があります。
枠有顔料プリントはインクをタオルの上に乗せるため、染料の場合と違いインク自体の滲みは少なくなり、細かい文字などのデザインは得意です。しかし、インクそのものがタオル地へ広がるため若干の潰れが生じる場合があります。
フラット織・毛違いジャガード織の場合
先染めの糸による織りのため、糸幅に満たない部分はまず表現することができません。
プリントのように滲みはありませんが織それぞれの表現方法があります。
フラット織は糸幅を超える部分であっても、細かいデザインが集まった部分は硬い肌触りになります。
毛違いジャガード織は細かいの糸色の反転だと毛足が長いため周りの糸に隠れてしまう場合があります。