写真データを名入れタオルに!なからや様 3周年記念名入れタオル製作
姥捨ゲストハウス:なからや 様
姥捨ゲストハウス:なからや様の3周年記念名入れタオル製作を行いました。
いとへんではスクリーン印刷にて名入れを行っています。ナイロン、テトロン、ステンレス等で織られたスクリーンに直接、間接的に穴をあけて型を作ります。この版の上にインキをのせ、スキージと呼ばれる道具で印刷をします。
この版を作るときに白黒のデータを作るのですが、今回は鍜治さんのお写真を白黒データにして印刷しました。
一旦、レタッチで明るさやコントラストを調整してから白黒に変換します。この時に、お顔の表情や特徴のあるポーズが潰れないように微調整を加えていきます。
データが出来たら、次に版の作成です。
まず、スクリーンを枠に張り、四方を引っ張り緊張させて固定し、その上に手工芸又は光工学的(写真的)方法で版膜(レジスト)を作って必要な画線以外の目を塞ぎ版を作ります。
光の差を使って版を作るため、暗室とお天道様が大事になってきます。
スクリーン印刷とは、孔版印刷の一種で版に絹(現在は、テトロン、ナイロン等の化学繊維)のスクリーンを利用するものです。孔版印刷とは、版にインクを付けて印刷するのではなく、版自体に穴をあけそこからインクを擦りつける印刷方式です。スクリーン印刷では、絹・ナイロン・テトロンなどの繊維あるいはステンレススティールの針金などで織ったスクリーンの目を利用します。
次に、枠内に印刷インクを入れ、スキージと呼ぶヘラ状のゴム板でスクリーンの内面を加圧・移動します。するとインクは版膜のない部分のスクリーンを透過して版の下に置かれた被印刷物面に押し出されて名入れ印刷が行われる、という仕組みです。
図柄やその日の天気に合わせてインクの硬さを調整します。今回は顔の表情が潰れてしまう恐れがあったため、インクをやや硬めにしました。
お顔の表情はもちろん、デニムの膝の光沢や頭のタオルのしわも綺麗に表現できました。
乾燥させてインクの定着とインクのにおいを飛ばします。天気が良い日はあっという間に乾きます。
その後1枚1枚検品をしながら、たたんで袋に入れ、お客様にお渡ししました。
タオルの仕様
タオルの種類 | 国産平地付きソフト白タオル:200匁 |
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加工方法 | 1色名入れプリント |